試験棟の紹介
Green Innovation Research & Development Facility(GIRD:ガード)では、GXを加速させ、弊社が掲げる船舶のゼロエミッションを実現するためのパワーエレクトロニクスに特化した、国内でもトップクラスの研究開発拠点として設立されました。本施設では、内燃機関の発電機、系統模擬電源、バッテリシミュレータ、推進負荷の模擬装置など、大容量設備を使用し、実船に近い環境での検証が可能です。高品質な製品開発を目指し、安全性と信頼性の高い製品を実現していきます。
アクセス
住所:〒794-8582 愛媛県今治市野間甲105番地「みらい工場内」
GIRD内での試験構成紹介
電気推進システム検証の試験構成
実際の船舶の電気推進システムの代表イメージを左下図に示します。
発電機で発電された電力が交流配電盤を通じてインバータに送られます。
インバータが推進用の電動機を駆動し、プロペラが回ります。
GIRDにおける推進用インバータの試験構成を右下図に示します。
構内発電機で発電した電力が評価対象となるインバータ盤に送られ、模擬推進用電動機を回転させます。
模擬推進用電動機には軸が直結された回生用電動機と回生用インバータが接続されており、等価的にプロペラ負荷を模擬することができます。
この試験システムを活用して様々な負荷パターンでの試験が可能となっています。
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実船の電気推進システムイメージ -
GIRD試験環境構成
ハイブリッド推進システム検証の試験構成
軸発電機とバッテリーを組み合わせたハイブリッド推進システムの代表例を左下図に示します。
このシステムでは、通常の軸発電機システムにリチウムイオン電池を加えることで、さらなる高効率電力マネジメントを実現します。
ハイブリッド推進システムの試験構成図を右下図に示します。
軸発電機と主機エンジンを模擬した、スケールモデルとしての2台の電動機を軸直結で用います。
軸発電機の発電電力は、主機模擬側に回生され、構内発電機からは、各装置の損失分のみが供給され、消費電力を抑えた試験が可能です。
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実船のハイブリッド推進システムイメージ -
GIRD試験環境構成