EV事業

EV事業について

ASEANおよび南アジア諸国では、トライシクル(tricycle)、トゥクトゥク(tuktuk)、リクシャー(rickshaw)、バジャイ(bajaj)等の呼び名で、乗り合い三輪タクシーが庶民の生活の足として広く普及しています。しかし、これらの車両に使われているエンジンは旧式のものが多く、排気ガスに含まれる大気汚染物質は地球環境や人々の生活にいろいろな弊害をもたらすと考えられています。各国ではその対策として、電動化車両の普及に向けた様々な政策が打ち出されています。EV事業は、電動三輪車両(E-Trikes)を日本で開発し、フィリピンで生産および販路開拓を進めています。また、モーター、バッテリー、インバーター、車両・電気制御機器等で構成されるPCUコンポーネント販売をASEAN市場へ展開していきます。

低速電動車両(E-Trikes)の開発、製造

当社は乗合いタクシー市場においてもエコカー導入のニーズが強く存在すると考え、現地の環境改善、新規雇用の開拓を目的として2012年から低速電動車両(E-Trikes)の開発に取り組み、2013年プロトタイプを完成させました。また同年、フィリピンにおいて日系企業としては初めて電動3輪車両の車両ナンバーを取得し、現地走行試験を繰り返し行ってきました。

低速電動車両(E-Trikes)の国内公道走行

2022年3月、側車付オートバイ(最高速度毎時20km未満)として車両登録されました。 排気ガスを出さない環境対策と、高齢化社会における地域交通の日本国内でも低速電動車両の活用が注目されています。BEMACの電気自動車が新しい時代の暮らしをサポートできるよう取り組んでいきます。

PCU(パワーコントロールユニット)の開発、製造

電動車両(EV)の心臓部となり、モーター、バッテリー、インバーター、電気制御機器(ECU)などで構成されるPCU(パワーコントロールユニット)の開発、並びに同ユニット内に配置されるバッテリーの制御を行うBMU(バッテリーマネジメントユニット)の開発を行っています。

主要製品紹介