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【拠点だより】Holy week 2024 Philippines (BEET)
社内報うずしお

 BEMAC渦潮グループは、国内外に多くの事業所、関連企業を持っています。それらの拠点から当社の社内報用に送られてきた便りを随時紹介しています。

 第3回は、フィリピンのBEET(BEMAC ELECTRIC TRANSPORTATION PHILIPPINES INC.)から。

 

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 「Hello?? Kumusta ka?」(訳:お元気ですか? How are you? 的な感じです)BEETの藤田です。今年もHoly Week(別名:聖週間)が3月28日から3月31日にかけてありました。あれ? 毎年Holy Weekの日程が違う気がする。ということで調べてみるといろいろ興味深いことがわかってきました。どうやらHoly Weekの日程は「月」と「暦」に関連しているらしく、「春分の日」から最初の満月日の次の日曜日が「Easter Sunday」となるようで、その前の週から行事が行われているようです。

 

 2024 年の場合だと、3月25日が満月だったため「Easter Sunday」が3月31日になり、その前週の日曜日である3月24日から実は行事(Palm Sunday)が始まり、3月28日からは「Holy Thursday」、「Good Friday」、「Black Saturday」、そして31日の「Easter Sunday」と続きます。今回は特に重要な4日間である3月28日から31日までの行事を調べてみました。

 

 今年は3月28日となった「Holy Thursday」はイエス・キリストが処刑される前日の日を指し、あのレオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「最後の晩餐」でも有名な日。この日を境に「お酒」「お肉」を食べない日が続き、お店やモール、公共交通機関も休みとなり外出を控える様になります。

 

 そしてイエス・キリストが処刑された日である「Good Friday」。なぜ処刑されたのに「Good」なのか?興味があり由来を調べると、フィリピンでは「イエス・キリストが全ての悪を持って処刑された」との言い伝えがあるらしく、それで「Good」と名付けているようです(不思議な感覚です)。その夜には「ろうそく」を持って復活を祈り、「Black Saturday」へと続きます。この「Black」という意味も調べると「西暦で唯一イエス・キリストが存在しない日」となり、「神」が存在しないため「Black」とのこと。最後に「Easter Sunday」。イエス・キリストが復活した日としてそのお祝いを行う特別な日となり、海やビーチに出掛けたり、「お酒」や「お肉」も解禁となったりと復活の喜びをPartyで表すようです。

 

 長くなりましたが、フィリピンにはキリスト信者が約80%以上とアジアでNo.1。そのためフィリピン国内でのHoly Weekは重要で特別な日だということがよくわかります。世界にはいろいろな宗教があり価値観も異なりますが、まずは「多文化を知ること」が大事かなと思い、紹介をさせていただきました。皆さんの心の中に少しでも残れば幸いです。

 

 以上、連日35℃を超えるフィリピンからでした。

 

    (左から)SUNSET、フィリピン国旗と海、観光地にあるモニュメント