- 【拠点だより】値上ラッシュ!(BEET)
- 社内報うずしお
BEMAC渦潮グループは、国内外に多くの事業所、関連企業を持っています。それらの拠点から当社の社内報用に送られてきた便りを随時紹介しています。
《第7回》フィリピンのBEET(BEMAC ELECTRIC TRANSPORTATION PHILIPPINES INC.)
BEETの青山です。
フィリピンに住んでいても日本のニュースは勿論チェックをしています。そして、総裁選や衆議院選挙は勿論の事、特に気になったニュースは「値上げラッシュ」の報道。一説では3,000品目以上が値上げしたとも言われていますが、実生活にはどの程度影響が出ているのか気になるところです。
一方、ここフィリピンでもじわりじわりと値上げが継続的に行われています。
私は毎日の晩酌が欠かせないビール党であるので、いつもスーパーでビールをまとめ買いしていますが、一缶50 ペソだったのがある日突然55ペソへ値上げをしていました! 周りのスーパー全店で上がっていたので、メーカー値上げであると考えられます。5ペソは日本円で13 円程度ですので、そこまで大きな経済負担というわけではありませんが、それ以外の食料品も一律値上げしているので大変です。
例えば、以前も社内報で紹介をさせていただいた「安心・安全」と思われる賞味期限短めの冷蔵牛乳。日本では当たり前ですが、フィリピンでは冷蔵牛乳は高価品であり、以前(2021年当初)は150ペソでしたが、物価上昇により190ペソまで値上げしていましたが、さらにこの10月には230ペソになりました。牛乳1本500 円オーバーですよ、奥さん! ヨーグルトも日本でよくある4個セットタイプは1個50ペソ、4個だと200ペソで500円オーバーですよ、奥さん!フィリピン生活では健康のために毎朝バナナ牛乳(きな粉入り)とヨーグルトを食していますが、この朝食の食費が1日約330円。まぁ健康維持のための出費ですね。
さて、「ビッグマック指数」という言葉がありますが、ご存知のように「ビッグマック」は世界各国で販売されており、現地の経済状況に応じて価格を決定しているため経済指標の一つとなっています。現在、日本では480円で販売されており、一方でフィリピンでは166 ペソ、日本円で約430円と日本よりは低いものの、大きくは変わりません。とはいえ、日本とフィリピンで物価が同じかと言えば、勿論ローカル価格は至る所で存在はしています。
ただ、確実にフィリピンも物価が上がっており、その影響で賃上げ(最低賃金)も頻繁に実施されています。そして、その賃上げに対応できない企業も多く、結果的に物価上昇により様々な問題も発生しているようです。これ以上は経済学に精通していないので、見当違いの意見を述べる前に止めたいと思いますが、物価高は事実ですので、妻を見習って「やりくり上手」と呼ばれるように生活を送っていきたいと思います。
(写真左)一番おいしい牛乳です。でも230ペソ!、(写真中)フィリピン産サンミゲルビール。ビンだと10ペソ安いけど、重い(泣)、(写真右)日本でもお馴染みのDoleのバナナ。フィリピン産