この度SunRui社殿(SunRui Marine Environment Engineering Co.,Ltd)と同社製造販売のバラスト水処理装置(BalClor)における「アフターセールスサービス代理店契約」を締結いたしましたことをお知らせいたします。船舶のバラスト水による海洋環境に影響を及ぼす有害な水生生物及の越境移動を防止することを目的に、IMO(国際海事機関)によりバラスト水及び沈殿物の規制及び管理のための国際条約(バラスト水管理条約)が発効され、それにより条約に求める能力をもつバラスト水管理システム(BWMS:Ballast Water Management System)の開発・搭載となります。
SunRui社殿は中国のSCIC(中国船舶重工集団公司)に属する国営企業で、2003年に設立され、海洋環境市場における腐食防止、電気塩素処理、海水淡水化、下水処理などの研究開発・設計・製造・エンジニアリングなどの事業をされており、それは30ヶ国以上の国と地域にも輸出されています。さらに、中国の原子力発電所に適用される電解次亜鉛素酸ナトリウムシステムの唯一の認定メーカーであり、原子力発電所で90%、火力発電所で70%のシェアをもっておられる国家ハイテク企業です。また同社の電気分解式BWMS「BalClor」は、アジアのバラスト水処理装置で一番に米国沿岸警備隊(USCG)の型式認証を受け、JGやCCSなどの型式承認も取得しており、受注累計は約1200隻にも上り、現在1000装置以上の受注残を有しているとのことです。
アフターサービス契約の締結に至るまでには、2018年3月には同システムのコミッショニング(新造船搭載時での現場立上げ対応)契約を結び、またテクニカルライセンスの取得を実施するなど(現在技術者9名取得)関係強化を図って参りましたが、この度の契約におきましては地元有力船主殿よりのご要請並びにご支援を賜り、2019年5月21日 SunRui社Yu副社長様ご臨席の下、締結となりました。
SunRui社殿におかれましても、愛媛船主殿との関係強化を念願されており、その橋渡しの意味もあることながら、アフターサービス対応を通して、各社間の信頼・信用を勝ち取れる大いな意義があるのではと考えております。
SunRui Marine : Yu Jiangshui副社長 様(右から5番目)
Gordon Song 様(右から3番目)
Shoubiao Li 様 (右から2番目)
Zhu haibin 様 (一番右)