4月19日（金）、イイノマリンサービスの荒木社長様をお招きし、「船舶管理の現状」というテーマでご講演いただきました。

　イイノマリンサービス（株）は飯野海運（株）の船舶管理会社として、外国人船員の雇用と育成を主たる目的に設立された会社で、日本の海運業界の先駆けとして、日本人船員と外国人船員の混乗に道を開くとともに、船舶の安全管理及びコスト管理に注力してこられました。

　今講演会では、まず、外航船舶が安全運航するためには適切な運航管理を行う必要があり、オイルメジャー各社からは厳しい国際規約や各種ガイドラインを遵守しながらの運航管理、及びコスト管理を求められること、また、その適切な対応が管理会社の評価に繋がることをご説明くださいました。そして、信頼できる船員を確保し、陸上からの管理支援体制を整えることにより、信頼性を強化していくことが重要であり、船種毎に特化した管理も必要となってくるだろうと、今後の方向性についてもお話しいただきました。

　社員一同、業務に密接した講演内容に興味深く聞き入っており、質疑応答では、当社が取り組んでいる自動運航技術の開発や、当社製品の機関監視盤・データロガー等についての質問がなされました。

　このたびの講演内容を業務に活かし、船舶管理業務の効率化に寄与できるよう頑張ってまいりたいと思います。

　荒木社長様にはお忙しい中ご来社いただき、ありがとうございました。