- 愛媛大への寄附金贈呈式、造船舶用工業界の未来担うエンジニア育成を支援
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2024年7月26日、BEMAC株式会社(本社:愛媛県今治市、社長:小田 雅人、以下「当社」)は、当社驀進ベース(独身寮)において国立大学法人愛媛大学(学長:仁科 弘重様、以下「愛媛大学」)への寄附金贈呈式が執り行われましたのでお知らせいたします。
寄附金は1,000万円で、愛媛大学の基金「工学支援基金」に800万円、「課外活動支援基金」に200万円が充てられます。
【概要】
本年6月に、愛媛大学において工学系学生の教育・研究活動の支援、環境整備及び広報の充実化を目的として「工学支援基金」が創設されました。
<参照>
工学支援基金 | 愛媛大学工学部 (ehime-u.ac.jp)
当社は、「工学支援基金」に支援することで「愛媛で学び育った高度エンジニアが、主要産業である造船業に携わり、その継続的な発展を支える循環を生み出す」取り組みを、船舶・舶用業界、行政と連携して推進していく活動にご活用いただく方針です。
また、かねてより愛媛大学野球部と当社社員チームが練習試合等を通じて交流してまいりました。引き続き、「課外活動支援基金」へのこの度の寄附を通じて、学生の課外活動を地元企業として応援させていただきたい考えです。
左から愛媛大学学長・仁科弘重様、当社代表取締役社長・小田雅人
【愛媛大学・学長 仁科弘重様のコメント】
このたびは、愛媛大学へ多額のご寄附を賜り誠にありがとうございました。
愛媛大学は、高度な人材を育成する県内唯一の国立大学として、地域社会や産業界の発展に寄与してきました。
BEMAC様からのご寄附を受け、地域社会や産業界のニーズに即応した高度な教育・研究環境を整備するため、「工学支援基金」を創設しました。
「本学で学ぶ学生が、愛媛県の主要産業である海事産業に触れ、高度エンジニアを目指す流れを作る。」ことを目指した取組みを船舶・舶用業界、愛媛県・今治市と連携して進めてまいりますので、今後ともご理解、ご支援をお願いいたします。
なお、「課外活動支援基金」へのご支援もいただいたことから、学生がより充実した学生生活を送れるよう、本学もしっかりサポートしてまいります。
【当社代表取締役社長・小田雅人のコメント】
愛媛県における造船、舶用業界の工業出荷額は、今治市だけでも3000億円を超え、従事者は1万人以上に及びます。
県内に本店機能を置く造船企業の船舶竣工量は全国1位であり、愛媛県のみならず、日本の製造業を支える主要産業です。
一方で、愛媛大学工学部から今治地区の造船、舶用工業企業への就職者数は、近年の少子化等により減少傾向にあり、エンジニアの確保が課題です。
造船舶用産業は、世界の物流を支える最大のモビリティ製造業であり、エンジニアにとっても非常に魅力的な分野です。
多様な技術が集約されるこの分野には、機械、システム分野のみならず、電気情報、材料科学、土木環境など様々な領域のエンジニアが必要です。
実際に、当社には数十名の愛媛大学出身者が在籍し、重役職を担っています。
地元の愛媛大学とその恩恵を受けている当社が、今後もより良い循環を生むための寄附を行うことは当然の流れと考えています。