船舶の電動化に不可欠な、電源装置の研究開発にゼロから挑む。
イノベーション本部PEシステムグループ
PEシステム開発課
2014年新卒入社。船舶用電源装置の研究開発に従事。現在はBEMACの次世代を担うパワーエレクトロニクス部門の中核として、小型化・高効率化の限界に挑んでいる。
見慣れた景色の中に、突如現れた巨大な建物。
これがBEMACとの出会いに。
大学時代に、帰省で地元に帰ってきた際、見慣れた景色の中に、それまで見たことのない巨大な建物がありました。「この建物は一体なんだ!?」と調べて辿り着いたのがBEMACです。
造船に関する企業ということも知りましたが、このときまで、造船が地域に根付いた産業でありながら、詳しいことを自分は何も知らないことに気付きました。そこで就職活動も兼ねて造船所の見学に参加したのです。
間近で見る船はスケールが大きく、圧倒されながらも、この巨大な船を動かす機器とは一体どんなものなのだろうと興味が湧きました。そこで、きっかけとなったBEMACにエントリーし、今に至ります。
次世代の海を支える「船舶用電源装置」の研究開発
現在は、船舶の電動化(EV船)や自動運航船に不可欠な「船舶用電源装置」の研究開発を主導しています。
具体的には、インバータや蓄電池システムの制御基板設計から、実機を用いた動作検証まで、HW開発工程をトータルに担当しています。最近では、外部の研究機関と連携し、電源装置のさらなる小型化を実現するための制御アルゴリズムの開発も始めました。
船舶機器には、特有の規格があります。船に特化した周波数帯や振動に対応するためのものなので、その規格に適合しながら、いかに効率的で信頼性の高いものをつくるかが、エンジニアとしての腕の見せ所になります。

海事産業に必要な重要技術を
自分たちでゼロから挑み、創り出す
今は、海事産業も100年に一度の転換期にあります。脱炭素化(≒電動化)や自動運航技術の重要なファクターが、私たちの取り組む「パワーエレクトロニクス開発」だと考えています。これからの海事産業に必要な重要技術を、自分たちの手で創り出すという壮大なチャレンジだと捉えています。
中でも、私が担当する電源装置は、船舶がどのように進化することになっても不可欠なものです。安全には最大限配慮していますが、扱う電力が大きいため緊張感が漂います。しかし、その難しさの中で装置が意図通りに動いた瞬間は、大きな手応えと共に、この仕事の意義深さを、改めて感じることができます。
将来を見据えたビジョンがあり、
エンジニアの意志を尊重する環境がある。
BEMACがパワエレ部隊を立ち上げて10年が経ちました。製品化して利益を上げていくには、まだ乗り越えなければならないステップがたくさんあります。
一筋縄ではいかないことも多いです。それでも、まだまだ挑戦したいという情熱が消えないのは、パワエレの必要性を会社が理解し、事業ビジョンに落とし込んでいることが大きいです。パワエレの分野でキャリアを積んできた上司がいて、実際にものをすぐに動かして試すことが出来るパワエレ試験棟のGIRDがある。とてもありがたい環境だと感じています。
10年、20年先を見据えて技術を磨かせてくれる度量の大きさが、BEMACでキャリアを重ねていきたいと思う、最大の理由です。

可能性に満ちたフィールドで、
「全体最適」の視点を持ったエンジニアを目指す。
これから海の世界では、船内の電動化がさらに加速します。
私の目標は、単に優れた電源装置を作るだけではありません。電力変換の技術(ハード)を磨き、それを船全体のエネルギーマネジメントシステム(ソフト)といかに最適に連動させるか。そういった視点を持ったエンジニアになりたいと考えています。
船舶の電動化は、可能性に満ちたフィールドです。BEMACがそのスタンダードを創る。その最前線に私は立ち続けたいと思います。